杉原美術刀剣研磨工房 (日本刀の研ぎ諸工作)

第6回 短刀選集


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脇指   銘    兼元






初代孫六兼元は赤坂(美濃国)の刀匠で兼元の二代目を継いでいます。
のちに代々孫六という屋号を継いで繁栄しています。俗に言う関の孫六  三本杉で、匂い口の締まった尖り刃三本を繰り返し判で押したような焼刃で大業物として講談などでも有名です。この一門は代々大業物の作者と
して名高く切れ味のよさを自慢としています。孫六兼元初代と兼元二代
は同一人物ということになります。





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本作兼元脇指について







初代孫六兼元の脇指で姿は先反りのついた身幅の広い造り込みで重ねは薄い。刃は後代の単調で規則的な三本杉とは異なり互の目と尖り刃を交え 柔らか味のある匂口で構成され初代の特徴で焼き刃の谷が刃先に抜けそうに見える部分が見受けられる。地は大板目に流れ肌が顕著で白け映りが鮮明に立つ。帽子は乱れ込み地蔵風に返る。後代は乱れ込まず小丸に返る。銘字は総じて角ばり角が立つ。


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