短刀 銘 則重
則重の名は新五郎、又は五郎次郎という。通称呉羽郷(越中国婦負郡呉羽郷佐伯に産まれる)越中国といえば、松倉の義弘と則重が双璧をなす。
義弘は30歳で死去し、則重は長寿であったと伝えられており現存する作品も比較的に多い。則重は二代説もあり、やや寸の伸びた則重肌の少ない 銘字の異なった作風も見られる。遺作の殆どが短刀であり、太刀の在銘で 現存するものが2振りといわれ越前藤島神社の重要文化財が有名である。則重の弟子、真景は生国加賀へ、義弘の子で父没後、則重の門人になったといわれる為継は濃州へ移住したため同国は両巨匠の没後は宇多一門の
独壇場となる。